都立狛江高校野球部 甲子園出場目指して始動

都立狛江高校野球部 甲子園出場目指して始動

都立狛江高校野球部 西村昌弘監督
「昨年末より新型コロナウィルスの感染者が増え始め、年明けには都内感染者数が1000人を超えました。これにより1月に予定されていた修学旅行も再延期となり、現2年生は入学以来、宿泊を伴う行事は何もできていません。更に2月に予定されていた合唱祭も中止、代わりに映画鑑賞会をおこないました。12月までは、パートごと密にならないように練習をしていたのですが、これが形になる事が無かったのは残念でなりません。

1月18日に発表された警戒レベルの引き上げ及び2月14日からの蔓延防止等重点措置により、部活動にも制限がかかりました。具体的には1月と2月に1度ずつ計画していた野球部主催の少年野球教室が中止。さらには毎年この期間に行なわれている、高校野球研究会の実技講習会も中止になりました。高校野球研究会とは、30年以上の歴史を誇る私設団体であり、都立高校の指導者数名から始まり、現在は400名以上の会員を有しています。都立新宿高校田久保監督、都立鷺宮高校西山監督、武蔵丘高校鈴木部長、扇原監督の指導者が幹事となり、打撃講習会、バッテリー講習会、審判講習会と3つのテーマ3日間のプログラムを組んでくれていましたが全て中止となりました。例年、この講習会は指導者のみならず、参加選手もとても良い刺激をもらえていた場なので中止になりとても残念です。

 このような状況下ですが、野球部の子達、頑張っていますよー!3月3日(木)からは学年末考査なので、今は試験勉強の合間を縫って個人練習をしています。素振りやランニング、ジムで筋力トレーニングが主です。公営のトレーニングジムは低価格でトレーニングできます。高校生にとってはありがたいです。狛江市のトレーニングジムを使っている子もいます。

 この冬のテーマは、フィジカルアップ!その成果も少しずつでできたようです。月に1~2回、測定日を設定して筋力や瞬発力、柔軟性の測定をしています。筋力は、ベンチプレスやバックスクワットなど瞬発力は、跳躍テストやメディシンボール投げなど柔軟性は、開脚前屈やしゃがみ込みなどで測定しています。
11月に顧問が測定方法等のレクチャーをした後は、選手、マネージャー主導で実施しています。失敗や至らない事があったりもしますが、それも含めて自主性を重んじる狛江高校らしいのかなと思います。

 また、身体のサイズアップにも取り組んでいます。狛江高校の保健室には「InBody」という体成分分析装置があります。日本女子大学の松井先生、学校医であり狛江駅前の染谷クリニックの院長の染谷先生のご協力の元、生徒の身体データを取っています。2019年9月から導入し、有志の運動部員を中心に延べ600人以上の測定データがあります。野球部の生徒も昼休みや放課後に保健室で定期的にデータを取からは学年末考査なので、今は試験勉強の合間をぬって個人練習をしています。2019年9月から導入し、有志の運動部員を中心に延べ600人以上のデータがあります。野球部の生徒も昼休みや放課後に保健室で定期的にデータを取るようにしました。これだけ多くの生徒の測定にはたくさんの時間を要しますが、面倒見の良い養護教諭の安藤先生は笑顔で対応してくれます。ありがたい限りです。

 2月21日には都立入試があり、合格発表は3月1日でした。これにより、令和4年度の新入生がほぼ確定したことになります。1人でも多くの仲間と楽しく野球ができることを願っています。また、今週の土曜日、3月5日には春季東京大会の抽選会があります。狛江高校は、本大会からの出場であり、更にシード校として参加することになります。練習試合のみならず紅白戦等の実践練習もほとんどできていない状況ですが、それはうちだけではありません。このコロナ禍を生きる高校生には色々な制約がありますが、現場は少しでも良い3年間になるよう工夫しています。野球部はもちろんのこと、このコロナ禍を生きる高校生に是非頑張って欲しいです!応援の程、よろしくお願い致します!」

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