2019年の台風19号で浸水被害が発生した猪方・駒井町。全国に狛江の名を知らしめた強盗殺人事件も発した駒井町。住民の皆さんが参加した狛江市主催防災まちづくりワークショップが26日南部地域センターで開催されました。猪方と駒井地区に分かれて住民のみなさんがディスカッションを行いその結果が即座に発表されました。猪方地区のみなさんのご意見の筆頭に出てきたのが「情報」の重要性。
①「災害が起こったときの情報」 本当に信頼できる確かな情報が欲しい②日頃の情報 日常から災害への意識を高める情報の発信が欲しい。
安心安全を守るために必要なもの。 それは迅速かつ確かな情報です。人間が迷うことなく 不安から逃れることができるための情報提供です。災害発生時 狛江のコミュニティFM「コマラジ」は緊急放送を行うことになっています。 的確な情報をお届けするには予算を含めての体制づくりが必要です。ラジオと同じ情報がSNSでも発信される必要もあります。
ディスカッションに先立って行われた講演会では 明治大学地域ガバナンス研究所の河上真紀子さんの興味深い講義が行われました。その内容を少し紹介すると…
避難とは難を避けることで必ずしも 避難所に行くことではない。最近注目を集めているのが「とどまるマンション」。停電でも水の供給やエレベーターの運転に必要な最小限の電源が確保されている最先端の居住継続住宅をさし、狛江では狛江市最大級の「グランドメゾン」が最も進んだ災害対応を行うとしてマンションとしてリストアップされているとのこと。
またマンション入居者と近隣の町内会が連携。近隣の方々がマンションの高層階に非常時に避難できるマンションが建設されているという情報も教えていただきました。通常、最新のマンションには近隣住民は自由に入れないがその壁を取り払った地域コミュニティが形成されているというのです。助け合いの精神。重要です。