人生の最大の買い物はマイホーム。そのマイホームに突然、ひびが入り周辺の道路が陥没する地下からは不気味な音が聞こえてくる。地下奥深くに通るトンネルで何が起こっても一切、関知するなという戦後の日本でもこれ以上ひどいことはないのではないかと思ってしまう調布市つつじが丘の外環道陥没事故。なんと国とNEXCO東日本中日本は裁判所が工事差し止めの判決を出しているのにもかかわらずやはり工事を再開しようとしています。
先日「調布市東つつじヶ丘2丁目18」ちょうどこれからシールドマシーンによる工事が行われようとしている地域の自治会の藤原さんが 東日本高速道路株式会社東京外環工事事務所に「要望書」を提出しました。▼騒音 振動 低周波などの被害がまったく今後ないことが保障されない限りシールドマシーン工事のこれ以上の物理的精神的な被害を受け入れるつもりはない。▼関係する住民には丁寧な説明を行い住民らの承諾を確実に得ることを要望する内容です。
驚きました!
取材者として私も同席しましたが対応していただいたのは東日本高速道路株式会社の副所長とお若い方お一人のあわせて二人。なんと受付で立ったままの対応で事務所内に入れてもらえませんでした。最初 お二人は名前も名乗らない。なんとか名前を聞き出したら副所長の方でしたが失礼千万です。東日本そもそも我々の対応で出てこられた方も藤原さんが約束された方とも違うしこれでは住民の不安の解消など難しいと痛感しました。
https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1667198919927/index_k.html
長友調布市長名で国土交通省とNEXCOに「地盤補修工事の取組を進める中で地域住民の不安の声を真摯に受け止め 誠意ある対応を行うよう要望書を提出した」と調布市のホームページに掲載されている。「東京外環についてこれまでの陥没事故等の再発防止に万全を期すことはもとより、近隣住民を対象として理解を促進するとともに、損なわれた信頼を回復するため丁寧に対応することを継続して求めてきた」とあります。
少なくとも私が取材をした藤原さんの要望書提出に対してNEXCO側には誠意のかけらも感じられませんでした。さらに言うと「地盤補修工事」をすれば工事が再開できると思い込んでいる姿勢も大変気になります。